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   なぜVWの排気ガス問題がニュースで騒がれている?
 
〜環境を取るか?それとも楽しさを取るか?〜
               (2015年9月25日 report/ノッシー )

 日本でも過去においては、排気ガスに関する問題は社会的にも重要視され、相次ぐ法的な規制が設けられてきた。また日本の自動車メーカーはそれに応えるように、次から次へと新しい技術を投入して、クリアを図ってきた。とりわけ最近の軽自動車の排出ガスは少なく、燃費も以前のバイク並みに燃料は喰わなくなった。正直言うと10年前では考えられないほど、コレは技術革新である。
 そのせいか、「最近のクルマは面白くない」という人も多い。なぜなら燃費や環境を重視するあまり、クルマに対するパワー感が薄れてしまっている。そうなると、以前のようにクルマをスポーティに走らせることで得られた快感が、だんだんと小さくなってしまう。そうなると家族ため、あるいは彼女のためにドライバー役になる機会が多い人にとっては単なる移動するための道具となり、またクルマを運転する楽しさを見いだせないゆえ、苦業になってしまう。
 そのせいかどうかはわからないけれど、クルマ好きな人たちの間では、「今のクルマは面白くない」と言う声が多い。だから今の燃費が良くて低排出ガスのクルマより旧いクルマに人気が高くなり、旧車に対してプレミア価格が付いているのかもしれない。
 
ところで、排気ガスをできるだけ出さない方法とは? あまり小難しい話をするとわからなくなる人も多いと思うので、極論で簡潔にまとめると、できるだけ燃料消費量を少なくして、燃焼も一定にすること…以前は、運転する人の力量で省エネ走行を余儀なくされていたけれど、近年ではエンジンコンピュータの電算能力の格段の進歩により、 いくらでも燃料消費量の調整可能で、それに伴って排気ガスの濃度をコントロールすることができるようになった。
 だか燃料の消費量を極端に少なくすると、エンジンパワーが落ちてしまう…そうなってしまうと、ドライバーにとっては運転する楽しみがなくなってしまう…そこで、燃料を燃やす量を多くすれば排気ガス濃度は上がるものの、パワーが出る分、クルマを運転する人にとっては楽しい。だからクルマを少しでも売るために、検査では環境に優しいプログラムが打ち込まれたコンピュータを用い、販売するクルマはパワーが出るプログラムのコンピュータを搭載したのであろう。
 
しかし、コレは明らかに消費者を裏切る行為であり、自動車メーカーの信頼性にも影響する。そのために、ニュースで大きく報じられているのだ


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